地方でフリーランスのWebデザイナーを目指している人
「地方で働くフリーランスのでWebデザイナーにはどんなスキルが必要?」
こういった疑問にお答えします。
本記事の内容
- 地方で働くフリーランスのWebデザイナーとして必要な2スキル
この記事を書いている私は長野県の田舎で10年以上フリーランスのWebデザイナーとして働いていますが、そんな私なりの考えをまとめました。
地方で働くフリーランスのWebデザイナーに必要な2つのスキル
結論から言うと、Webデザイナーに限らず地方でフリーランスで食べていくためには、
- 未経験の分野でも挑戦する気概
- 今すぐ役に立たない技術でも一応は目を通しておく習慣
が必要不可欠なスキルだと思います。
未経験の分野でも挑戦する気概
まず仕事において自分の得意分野だけが回ってくるなんてことはそうそうないです。
特に都会から離れた田舎で直接クライアントと取引をしている場合、Webデザイナーは「パソコンとインターネットに詳しい何でもできるデザイナー」ぐらいの大雑把な認識しかなく、本当に畑違いのことを良く相談されます。
自分の苦手な、あるいは未経験の分野が仕事としてきたらどうするか?予算と時間があれば外注も考慮しますが、なければ多少の赤字を覚悟しても投資だと思って勉強しながら納品まで持っていく、そんな力が必要になります。
会社のチラシを作って欲しいと言うのは良くあります。私の場合はblenderという3Dソフトでの動画作成を頼まれたり、その他iPhoneアプリの画面構築もしています。
未経験の仕事が回ってきたらとにかく調べまくって、トライアンドエラー繰り返します。納期が短かったりすると大変な思いをしますが、一度でも経験すれば、次からは正確な見積もりを立てることが出来るようになり、次第に収入が増えていきます。
今すぐ役に立たない技術でも一応は目を通しておく習慣
私も駆け出しの頃は東京で開かれるWeb系のセミナーやイベントに定期的に顔を出していました。そのほか毎日のように技術系のブログをチェックしています。
ただ、そういった活動で得た知識や経験は直接あるいはすぐに役立ちません。
例えば、私は普段のWebサイト制作でJavascriptにはjQueryを使います。よくオワコンと言われるjQueryも中規模までのWebサイトであれば十分に役に立ちますし、今までの遺産もあるので非常に重宝します。
ただし、複雑な計算をする管理画面系の構築だと途端に複雑なソースコードになり、メンテナンスもしづらくなります。
そんな jQueryの限界を感じてから、Angular や Vue などのJavascriptフレームワークの情報をずっと追い続けていました。なかなか使う機会がありませんでしたが、最近になって全国展開する物販サイトの管理画面を構築した時に、Vue を使って非常に効率よく制作をすることが出来ました。
それからしばらくしてAWS(アマゾンウェブサービス)の仕事の話が来たのですが、AWSは当たり前のようにJavascriptフレームワークの知識を求められました。Vueを学習していたおかげでその部分に時間を取られることなく仕事をすすめることができました。
新しく触れた技術全てを勉強することはできませんが、どんな事が出来るかを知っておくだけでも後々の仕事の幅に大きな差が出るので、情報収集はとても大切です。
以上が長野県の田舎で10年以上フリーランスのWebデザイナーとして働く私の、「地方で働くフリーランスのWebデザイナーに必要な2つのスキル」です。これから地元で独立を目指している方や、田舎にIターンして働きたい方の参考になれば嬉しいです。